慢性前立腺炎の検査
慢性前立腺炎の検査は前立腺マッサージをおこなう事で前立腺液を尿道に出し、排尿する事によって尿中の白血球や細菌を調べます。
検査は初尿を10ml採取し、その後100~200ml排尿した後の中間尿を採取します。
その後、前立腺マッサージをおこない、前立腺液を採取します。
前立腺マッサージをおこなった後は、最後に尿を10ml採取します。
この4種類の尿中の白血球のや細菌の数を調べます。
症状が慢性化していると、触診時に圧痛を感じます。
慢性前立腺炎は、前立腺マッサージをした後に採取した尿中に、
白血球や細菌が多くみられる事で慢性前立腺炎と診断されます。
慢性前立腺炎になると、抗菌剤が前立腺まで届きにくくなりため、急性前立腺炎に比べると治療が長期化してしまいます。
慢性前立腺炎には、前立腺マッサージをおこなう事で分泌腺にたまっている膿性分泌物を排出する事ができ、頻繁に射精する事も同様の効果があります。
慢性前立腺炎は、下着の汚れや汗蒸れが細菌やウイルスの温床となってしまうため、再発を繰り返しやすくなります。