慢性前立腺炎は、前立腺に細菌感染が生じる事で前立腺が大きく腫れる症状が慢性化した症状を言います。
慢性前立腺炎は、尿道から入った大腸菌やクラミジアなどの細菌が前立腺に感染する事が原因になる場合もありますが、明確な原因は分かっていません。慢性前立腺炎になると、前立腺が大きく腫れる事で排尿困難、残尿感、頻尿、排尿痛などを生じるようになります。
慢性前立腺炎の症状
慢性前立腺炎は、前立腺の炎症が慢性的に起こるものですが、クラミジア感染以外にも様々な原因で発症する事があります。
大腸菌やブドウ球菌などの細菌感染の他にも、結核菌や真菌（カビ）が原因になる事もあります。
また非細菌性前立腺炎では、長時間の車の移動、長時間のデスクワーク、自転車、バイクによる機械的な刺激が加わる事なども要因となります。
慢性前立腺炎になると、下腹部や睾丸の鈍痛、排尿時や射精時の痛み、頻尿や残尿感などの症状がみられるようになります。
そして、勃起障害（ED）の原因になる事もあります。
慢性前立腺炎の治療には、長期間の抗生物質の投与が必要となります。
細菌への抵抗力を高めるためにも、疲れやストレスなどを溜めないようにして、飲酒は控えるようにしましょう。
また、お風呂などで下半身を温めると症状の改善につながります。
慢性前立腺炎は、下着の汚れや汗蒸れが細菌やウイルスの温床となってしまうため、再発を繰り返しやすくなります。